図形を描く

Word、Excel、PowerPointにはいずれも、矢印、線、四角、円などの図形を簡単に挿入できるオートシェイプという機能が備わっています。

使い方は簡単で、Excel2016では、「挿入」タブの「図形」コマンドをクリックして、表示された図形アイコン群の中から、望みのものを選びクリックしてから、ワークシート上の図形を置きたい場所でクリック＆ドラッグするだけです。

例えば、四角形のアイコンをクリックして選択してから（マウスポインターが「＋」に変わります）、描きたい場所でマウスをクリックしドラッグしていくと長方形が描けます。

ドラッグの方向と長さで、図形の大きさや形が変わります。

オートシェイプにはいろいろな図形のアイコンが用意されています。目的のアイコンを選択しておいてからマウスでクリック＆ドラッグする、これが図形描画の基本操作です。

四角形を選んで、「Shiftキーを押しながらクリック&ドラッグする」と正方形が描けます。

同じ操作で、楕円のアイコンで真円を、二等辺三角形のアイコンで正三角形が描けます。

【便利知識】

その他の図形で「Shiftキーを押しながらドラッグ」すると、縦横比を維持した形で、拡大・縮小できます。

マウスのドラッグだけで直線や矢印を水平、垂直に引くことは結構難しく、斜めにずれてしまう経験をされている方が少なくないと思います。

「Shift」キーを押しながらドラッグすると、水平・垂直の線や矢印が簡単に引けます。

【便利知識】

斜めの線は45度の方向で引く形になります。

テキストボックス（横書き、縦書き）は、図形の一種として扱われます。

セルの書式やサイズなどの制限を受けず、計算式にも影響しないので、Excelにおいても、備考などの目的のためによく使われます。

テキストボックスを追加するには、「挿入」タブの「テキスト」グループの中の「テキストボックス」からか、あるいは「図」グループの「図形」の中の基本図形から、「（横書き）テキストボックス」または「縦書きテキストボックス」を選びます。

【便利知識】

作成されたテキストボックスは、通常は枠線なし、塗りつぶしなし、の状態で作成されますが、塗りつぶしや枠線を四角形と同じように自由に設定できますので、テキストボックスと四角形とはほぼ同じものといえます。