Excelは表計算ソフト(スプレッドシートとも呼ばれます)の代名詞となっているマイクロソフト社製のソフトウェアです。
パソコンを使うことで、作表やデータ処理(集計、統計・分析、グラフ表示など)が、そろばんや計算機を使った手作業に比べて、飛躍的に早く、正確に処理できることが広まりました。メインフレームと呼ばれる1社に1台の大型コンピューターの時代から、一人1台にまでパソコンが普及したのは、まさにこの表計算ソフトのおかげです。
表計算ソフトの歴史は古く、1980年代前半に生まれ、Lotus1-2-3といった競合製品も数多くありましたが、現在ではExcelか、無料のLibreOffice(Calcアプリ)、Google スプレッドシート、Macユーザー向けにのAppleナンバーズなどに限られます。Excel以外の表計算ソフトは基本的にExcelとの互換性を追及していますので、Excelを使いこなすことが基本となります。
ITリテラシの観点では、電子メールやWeb(インターネット)検索、Wordによる文書作成(ワープロ)に加えて、Excelで簡単な作表と集計処理できることが、人様に「私はパソコンを使えます」と言えるレベルでしょう。
Excelのシートには、縦横の枠線に囲まれたマス目(セルと呼ばれます)が広がっています。このマス目の中に、文字、数字、計算式などを入力して、様々なデータ処理を行わせることが基本となりますが、縦横の枠線の幅や高さを調整するなどして種々のフォーマット用紙を作成したり、マス目を選んでWeb検索する際にメモ情報を見やすく整理して保存したり、あるいは枠線を基準に大きさを調整した図形を描画したりなど、の使い方もできます。枠線がありますので、Wordよりも便利なことも多いのです。
Excelの基本知識を身に着けて、さらには便利な豆知識を学んで、Excelを使いこなし、業務に活かしましょう!